コラトゥーラとは?

イタリア南部で育まれた調味料。パスタをはじめ様々な料理に使われ、今ではイタリア全土の人々に愛されています。

日本ではまだ馴染みの薄いこの調味料のルーツは、古代ローマ時代にまで遡ります。カタクチイワシの内臓から作られた魚醤を「ガルム」と呼び、万能の調味料として使われていたという記述が美食家アピーキウスの著書から見つかっています。ローマ帝国が滅びるとガルムは一旦世の中から消え、調味料の主流は一時期ソースに移りましたが、アピーキウスのこの記述の発見を機にガルムを再現しようとする動きが高まり、その過程で「コラトゥーラ」は生まれました。

塩漬けしたカタクチイワシを熟成させ、圧搾、ろ過してつくられる魚醤で、同じカタクチイワシを原料とする日本の「いりこ」や「しょっつる」と大きな違いはありません。塩分がまろやかでコクがあるので、塩とオイルの代用品となって、パスタをはじめとするイタリアンはもちろんサラダやブイヤベース、或いは、中華風海鮮炒めやシンプルに卵かけご飯のお醤油の代わりにもなる万能型天然調味料です。

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コラトゥーラ・ディ・アリーチ