甜茶とは?

中国では旧正月や慶事の際に好んで飲まれる甘みのある茶。原料となる茶葉は地域によって,ユキノシタ科,アカネ科,ブナ科,バラ科など各種あり,それぞれの効能も異なる。なかでも中国南部桂林の奥地,標高 500~1200mの山岳地帯に自生するバラ科キイチゴ属の甜茶懸鉤子でつくった甜茶はコワンシー (広西) チワン (壮) 族自治区の人々によって,これまでも嗜好品としてばかりでなく,健康維持のために愛飲されてきた。 1994年このバラ科の甜茶の成分を分析した三重大学の鵜飼幸太郎らのグループは,タンニンの1種である GODポリフェノールが含まれていることを発見,日本アレルギー学会で発表した。花粉症のようなアレルギー反応は肥満細胞からヒスタミンなどの化学物質が遊離され,鼻水,くしゃみ,鼻づまりといった症状を引起すと考えられているが,この GODポリフェノールが,ヒスタミンなどの放出を阻止する働きがあることから,バラ科キイチゴ属の甜茶は,花粉症に有効であると注目されている。

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